【医療】複数のウイルスに効く新薬開発at SCIENCEPLUS
【医療】複数のウイルスに効く新薬開発 - 暇つぶし2ch1: ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★
11/08/23 20:15:09.39 BE:421929582-PLT(14645)
 人間や動物の細胞に感染するさまざまなタイプのウイルスを探し出して殺してしまう新しい薬が
発表された。11種の哺乳類の15種類のウイルスを殺せるという。冬の鼻風邪の原因ウイルスから
命に関わる病気を引き起こすウイルスまで、1つの薬で幅広いウイルスに対する効果が示された
のは初めてのことだ。

 研究論文の共著者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所および同大学比較医
学部門に所属するシニアスタッフ科学者であるトッド・ライダー(Todd Rider)氏は次のように話す。
「数十年前の抗生物質の発見と製造は、細菌感染の治療法に革命をもたらした。今回の発見が、
同じように、ウイルス感染の治療法に革命をもたらすことを期待している。この治療薬は、風邪や
インフルエンザのウイルスから、HIV、肝炎ウイルスなどのより深刻な病原体、さらにはエボラや天
然痘などもっと致死率の高いウイルスまで、すべてをカバーする」。

◆打ち倒せないエイリアンのようなウイルス

 細菌感染に対しては数多くの治療薬があるが、ウイルスと戦える薬はほとんどない。これまで開
発されてきた抗ウイルス薬は、1種類のウイルスだけを標的とする非常に限定的なものだ。しかし
ウイルスは簡単に変異し、その薬に対する耐性を獲得してしまう。そこでライダー氏らは別のアプ
ローチを試みた。体内に自然に存在する防衛メカニズムを使って働く新薬を作り出したのだ。

 ウイルスは、「いわば映画『エイリアン』に出てくるエイリアンのように」生きていると、ライダー氏
は言う。「細胞に入り込み、細胞内部で自己複製し、ついには細胞を食い破って」殺してしまう。

 ウイルスは細胞を乗っ取る際に、長い二本鎖RNAと呼ばれる複雑な核酸を作り出す。これがウ
イルスの化学的活動をコントロールする。人間の健康な細胞は、このような二本鎖RNAを作らな
い。

 人間の身体には、これを利用してウイルスに対抗する防衛システムが備わっている。ウイルス
の二本鎖RNAに嵌り込むタンパク質を作り、ウイルス自体が自己複製できないようにしてしまうの
だ。ところが、多くのウイルスは進化して、こうしたタンパク質を無効にしてしまう。

◆2つの武器を組み合わせた新薬

 ライダー氏の研究チームは、体に自然に備わった防衛タンパク質と、細胞の自殺スイッチを入
れる別のタンパク質とを組み合わせた薬を開発した。人間のすべての細胞にはこのような自殺
スイッチが付いている。このスイッチは普通、細胞がガン化し始めたときに入るとライダー氏は説
明する。

 ペンシルバニア州にあるバックネル大学の分子ウイルス学者マリー・ピゾーノ(Marie Pizzorno)
氏は、この薬を神話に出てくるケンタウロスにたとえる。「(ケンタウロスの下半身の)馬の部分に
あたるのは、人間が通常作っているタンパク質の一部で、ウイルスが作る長い二本鎖RNAを認識
する機能を持つ。(上半身の)人間の部分は、細胞死のプロセスを開始するものだ」。

>>2に続く

ソース:ナショナルジオグラフィック
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

画像
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
エボラウイルスの透過電子顕微鏡写真。色は合成処理されている。

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