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奈良県天川村洞川の観音峰(1347メートル)の山頂付近で、ヨーロッパ(西アジア)原産の
毒草・ジギタリスが異常繁殖している。
南側斜面などの約1万平方メートルを覆うように群生しており、同村は「他の希少植物を圧迫し、
大峰山系独自の生態系を脅かす」として、除草などを検討している。
ジギタリスはゴマノハグサ科の多年草で、背丈は約1メートルに成長。初夏に淡い紫色の小さな花を咲かせ、
日本では「キツネノテブクロ」とも呼ばれ、観賞用として親しまれている。葉は強心薬としても用いられるが、
毒性が強い。
観音峰周辺では約10年前からジギタリスが自生しているのが確認されていたが、数が少なかったため、
山野草として放置されていた。昨夏頃から急激に繁殖し始めたという。
専門家らによると、ジギタリスは有毒植物のため、野生動物の餌にならず増える一方で、
「繁殖のスピードがはやく、数年後には他の山々にも広がるのでは」と警戒している。
同山は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に隣接し、山中には「クルマユリ」や「キレンゲショウマ」
などの希少な山野草が自生。1995年には本州で初めて「ワタナベソウ」の自生が確認されている。
▽天川村の観音峰山頂付近に群生するジギタリス
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽記事引用元 読売新聞(2011年8月17日10時21分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)