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清水建設は、地震の揺れを回転運動に変換することで建物の被害を防ぐ回転式制震ダンパーを
日本精工、カヤバシステムマシナリー、平和発條と共同開発し、生産施設の耐震改修に適用した。
装置1台当たりの制震効果が大きく、一般的なオイルダンパーであれば約250台必要な耐震改修が
回転式45台とオイル36台の計81台の設置で済み、コストと工期を低減できた。
シミュレーションでは震度7クラスでも生産機能を維持できるという。超高層ビルの耐震改修にも
積極的に提案する。
回転式制震ダンパーは、重りの作用で揺れを抑制するチューンドマスダンパー(TMD)の一種で、
名称は「ダイナミック スクリュー」。揺れを回転運動に変換するボールねじ部と円盤状の重りで構成し、
揺れによって押されたり、引かれたりする力が働いた際に重りが回転して揺れを吸収する。
TMDが重りの自重が増すほど制震効果が高まるのに対し、回転式は自重の1000倍以上の重りと
同等の制震効果を発揮する。
適用した装置は、直径38センチ、長さ1・85メートルの規模で、中に約300キログラムの重りが
入っている。地震発生時は、自重の3000倍以上となる1000トンの重りを使った制震装置と
同等の制震効果を出す。この生産施設では、ダンパーの設置個所を少なくできたことで、
装置の設置に伴う柱や梁フレームを覆う化粧材の解体・復旧が減り、生産ラインへの
影響を最小限にとどめられた。
東日本大震災の被災地では、構造被害は免れたものの、設備が倒壊し、機能が停止した
生産施設があり、首都直下地震や東海・東南海・南海連動型地震に加えて、長周期地震への
対応が求められる超高層ビルも多い。清水建設は、「揺れの影響が強く働く低層部に回転式
制震ダンパーを集中させれば、高層部をはじめ入居者への影響を抑えた耐震改修が可能になる」
(環境・技術ソリューション本部)として、生産施設以外にビル向けの提案活動にも力を入れる方針だ。
▽記事引用元 : 日刊建設工業新聞 2011.08.08
URLリンク(www.decn.co.jp)
清水建設 ニュースリリース2011.08.08
回転式制震ダンパーで地震動をシャットアウト~西日本の大規模生産施設の耐震改修工事に初採用~
URLリンク(www.shimz.co.jp)
*依頼ありました。 スレリンク(scienceplus板:216番)