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【宇宙】月はかつて2つあった? - 暇つぶし2ch1: ◆EMP2/llDPmnz @透明な湖φ ★
11/08/05 01:15:09.85 BE:316447834-PLT(14645)
 かつて地球には月が2つ存在したが、一方は他方にゆっくりと衝突して消滅し、その結果、現在の月には
起伏の激しい側と平坦な側が生まれたという新たな説が登場した。

 月には、常に地球のほうを向いている“表側”と、地球からは見えない“裏側”があるが、両半球に違いが
あることは、長らく天文学者の間で謎となっている。表側の地形は比較的高度が低くて平坦なのに対し、裏
側は高くて山が多く、地殻がはるかに厚い。

 新たなコンピューターモデルによると、この違いは、月より小さな“随伴衛星”が、初期のころに月の裏側
に衝突したと考えることで説明がつくという。そのような衝突が起こると、非常に硬い岩石物質が月の裏側
に飛び散る結果となり、それが現在、月の高地を形成しているというのだ。

 この説が事実なら、小さいほうの月は、大きいほうの月に時速約7100キロでぶつかった計算になる。

「質量の大きい2つの物体が互いの重力に引かれてぶつかったとすると、これは考えられる限り最も速度の
遅い衝突だ」と研究共著者でカリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)の惑星科学者であるエリック・ア
スフォーグ(Erik Asphaug)氏は話す。

 そのような比較的遅いスピードで月の裏側に衝突した場合、岩石が溶けたり、クレーターができたりする
ほどのエネルギーは生じなかったはずだ。代わりに、小さいほうの月の物質が、大きいほうの月の表面に
まき散らされたと考えられる。

「自動車の衝突と同じで、バンパーはつぶれても互いの車体が溶けたりはしない。それと同様の現象だ」と
アスフォーグ氏は言う。

◆月の衝突で地球に流星群

 アスフォーグ氏と、UCSCの博士研究員マーティン・ジャッツィ(Martin Jutzi)氏が提唱した今回の説による
と、2つの月は8000万年ほどの間は何事もなく共存し、それぞれの安定した軌道上にあったという。2つの月
は色も組成も同じだったが、一方が他方より3倍ほど大きかったとアスフォーグ氏は述べている。「現在残っ
ているほうの月が空に浮かぶ姿は、大きなディナープレートのようで、それが沈むと、もうひとつの月が約60
度遅れてその後を追った」。

 今回のモデルによると、2つの月が共存したこの短い期間は、地球との自然な重力の相互作用により、2つ
の月が地球から遠ざかっていったことで終わりを告げたという。太陽の重力が作用して小さい月の軌道が不
安定になり、大きい月に引き寄せられたのだ。

 さほど激しいぶつかりあいでなかったとはいえ、2つの月の衝突は、何兆トンもの破片を宇宙空間に放出し、
数日間は2つの月がはっきり見えなくなったほどだと考えられる。「この塵が晴れたとき、月はひとつになった。
現在見える月と同様の姿になったのではないか」とアスフォーグ氏は言う。

 そして衝突から最大100万年の間、さまざまな大きさの月のかけらが地球に降り注いだとみられる。大きい
もので直径100キロにも及んだ可能性がある。「長期間、空一面に流星が降り注いだことだろう」とアスフォーグ
氏は言う。しかし、おそらく地球上には、この見事な天体ショーを目撃する生物はまだ存在しなかったはずだ。

>>2へ続く

ソース:ナショナルジオグラフィック
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

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