11/07/21 22:53:10.14
2011/ 7/21 11:42 更新
太陽風の速度は700km/秒に上がりました。昭和基地の美しいオーロラをどうぞ。
担当 篠原
太陽風の速度は更に上がって、700km/秒に達しています。かなり高い速度の太陽風になりました。
一方、太陽風磁場の強度は5nTを割るくらいに下がっていて、高速風は、最高速度の部分に達した様です。
速度が上がった影響でしょうか、AE指数の変化も800~1000nTとやや強まっています。その中、南極の
昭和基地で撮影されたオーロラの様子を紹介します。10秒間隔の写真のおかげで、オーロラの動きが
だいぶ細かく見えています。途中、写真が白く飛んでしまうほどの強い輝きも見えています。AE指数の
図の後半の、1000nTに達している頃のオーロラです。
SDO AIA193では、コロナホールは西半球の端の方へ遠ざかりつつあります。前周期の様子から、今日、
明日はこのまま600km/秒以上の高い速度が続くかもしれません。オーロラの活動も期待できます。
また、27日周期の図から、高速風は23~24日頃に終わりそうでしたが、今回は速度のピークが後ろに
ずれたことで、高速風の終わりも遅れるのでしょうか。高速風の後半ではこの辺りも注目してください。
放射線帯の高エネルギー電子は、少し上昇しています。更に高まる可能性があるので、明日以降の変化
に注意してください。
太陽は、Bクラスの小さな変化が発生している程度で、全体としては穏やかです。
▽記事引用元 宇宙天気ニュース URLリンク(swnews.jp)
▽画像 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの様子
URLリンク(swnews.jp) (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)
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