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◇イトカワ、45億年前に誕生=天体衝突で現在の姿に-微粒子を詳細分析・北大など
探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から回収した岩石質の微粒子を分析した結果、
イトカワのもとになった天体が約45億年前に誕生した可能性が高いことが分かった。
別の天体と衝突して破壊され、現在のイトカワになったとみられる。
北海道大の圦本尚義教授や岡山大の中村栄三教授らが26日、
千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合大会で発表した。
圦本教授らによると、微粒子の鉱物比などの特徴を分析した結果、イトカワのもとになった
母天体は、太陽系誕生に近い約45億年前に誕生した可能性が高いという。
太陽系は約45億6800万年前に誕生したとされるが、それより約630万年以上新しいという。
また、中村教授らはイトカワの砂粒4個の表面を調べ、切断して内部を観察。
700~900度の熱変化が起きた痕跡を発見した。
高温の熱変化は、長さ535メートルのイトカワより大きな天体でなければ起きず、
イトカワには母天体があり、別の天体と衝突したことが確認された。
衝突の時期は不明という。(2011/05/26-20:01)
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▽記事引用元 時事ドットコム
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