11/05/20 00:06:08.54 faSRIeM6
>>71
位置エネルギーは簡単に減らせないんだよ。
太陽に衝突させるには円軌道を離心率が0.9999ぐらいの極端な楕円軌道に持っていく。
そのためにエネルギーを与えないとダメ。
地球の公転軌道からの放物運動を考える。
地球の公転速度が29.8km/sで地球軌道からの太陽系脱出速度が43.1km/s。
よって最も少ないエネルギーで太陽系外に脱出するには公転と同じ方向に12.3km/sで投げればよい。
一方太陽半径を近日点として地球軌道を遠日点とする楕円軌道にするには地球軌道上での速度は0.226km/h。
よって最も少ないエネルギーで太陽に落とすには公転と逆方向に29.6km/sで投げればよい。
地球の自転速度0.5km/s近くを上乗せできることも加味してそれぞれ12km/sと29km/sとしても
太陽に落とすには太陽系外に飛ばすのよりおよそ6倍弱のエネルギーが必要。
無論この軌道をとったとしても衝突の軌道なので
太陽表面にゆっくりと着陸するには…
地球軌道上での位置エネルギーが丸々運動エネルギーになっているので
これを減速させないといけない。