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チンパンジーに自己の行為を認識する能力、京大霊長類研
2011年05月10日 10:16 発信地:パリ/フランス
【5月10日 AFP】チンパンジーには自己を認識する能力があり、自らの行動が周囲の環境に及ぼす影響を
予測することができるとの研究結果が、4日の学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に
掲載された。研究結果について執筆者らは、人間と非人間との間に仮定された境界に挑戦するとともに、
意識の進化上の起源に光をあてるものだと述べた。
これまでの研究で霊長類やイルカの一部は、鏡に映る自分の姿を認識する能力があることが分かっており、
これらの動物にも一定の自己認識があることが示唆されていた。だが、動物たちがどのように情報を受け取り、
自己を認識しているのかについては、わかっていない部分が多い。
■自分の操作したカーソルを特定できるか
京都大学霊長類研究所(Primate Research Institute in Kyoto)の兼子峰明(Takaaki Kaneko)氏と
友永雅己(Masaki Tomonaga)准教授は、チンパンジーが特定の行動をするときに、人間と同じように
「思考」をしているのかどうかを確かめるため、3つの実験を行った。
まず、メスのチンパンジー3匹に、タッチスクリーンに触れてゲームを始めさせ、
画面に映っている2つのカーソルのうちの1つを、トラックボールで操作させるという実験を行った。
チンパンジーを妨害または混乱させるため、2つのカーソルのうちの1つには、同じチンパンジーが以前に
カーソルを操作したときの動作記録を使って、その場で動いているように見せかけた。
ゲームは、カーソルをまとに持っていくか、一定時間が過ぎると終わる。
最後に、チンパンジーに自分の操作していた方のカーソルを、タッチパネルで触れさせる。
正解すれば、ごほうびがもらえる、という内容だ。
結果、3匹ともに90%以上の正解率となった。
研究チームは、2つのカーソルの運動特性がほぼ同じだったにもかかわらず、
チンパンジーは自分が操作しているカーソルを特定することが出来たと結論づけている。
(>>2以降に続く)
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▽記事引用元 AFPBBNews
URLリンク(www.afpbb.com)
▽関連
京都大学霊長類研究所
2011.05.09 論文 Kaneko, T. and M. Tomonaga: チンパンジーにおける「自己」の新たな側面
URLリンク(www.pri.kyoto-u.ac.jp)