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【気象】頻発する大地震 「東海・東南海・南海」3連動 阪神大震災から、日本列島は地震の活動期に入った
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もし今、3地震が個別に、あるいは同時に襲来したら何が起こるのか。
「南海地震がM9・0規模だと、大阪湾を5・5メートルの津波が襲い、ほぼ大阪府全域が水没
します。大阪城がある上町台地の一部だけが、岬のように水面上に残る」と河田教授。
東南海地震では「三重県から愛知県にかけて多数ある中部電力の火力発電所が、打撃を受けそうです」。
そして、言うまでもなく東海地震の震源域の真上には、菅直人首相が全面停止を求めた浜岡原子力
発電所(静岡県御前崎市)が建つ。原発前の海岸には高さ10~15メートルの砂丘があるが
「前進を阻まれた津波は、後ろから来る波に押され高さが1・5倍にもなる。とても安全な状況とは
言えません」。
国は03年、宝永地震をモデルに、3地震が同時発生したときの被害を想定。静岡以西10県で
「震度6強以上」となり、建物の下敷きや津波で最大2万5000人の命が失われるとしている。
古村教授は「宝永地震の震源域の西端は高知県の足摺岬沖と考えられてきたが、より西の日向灘だった
可能性がある」と話す。政府は被害想定の見直しをする予定だ。
一方、首都直下地震の足音も高まっている。地震調査委員会の推計では、1923年の関東大震災と
同タイプの地震(M7・9程度)は、30年以内の発生確率は0~2%だが、南関東で起こる
M7程度の直下型地震となると70%にはね上がる。河田教授は「関東大震災級の地震は
約200年周期だが、その前には直下型地震が発生している。70%は無視できない数字だが、
意識していない住民が多い」と嘆く。国の被害想定では、このタイプの一つ「東京湾北部地震」で
最大1万1000人が死亡し、建物や生産額低下などの経済被害は112兆円にも及ぶという。
思えばこの国は、95年の阪神大震災以降、04年の新潟県中越地震など大地震が頻発していた。
河田教授は「阪神大震災から、日本列島は地震の活動期に入った」と指摘する。「この状態は
半世紀ほど続くでしょう。首都直下だけでなく、近畿圏直下地震を起こす大阪の上町断層帯など
多くの活断層に注意する必要があります」。東日本大震災のようなM9クラスの超巨大地震とも
なると、遠く離れた岩盤にもひずみが生じ、それを解消するために地震を招きやすくなるとも言う。
このことは、地球全体の状況とも一致するようだ。都司准教授が言う。「20世紀にM9・0以上の
地震は史上最大のチリ地震(M9・5)など4回あったが、いずれも52~64年の13年間に
集中している。その後、40年間はなかったのに、今世紀に入って04年にインド洋大津波を
起こしたスマトラ沖大地震があり、今回の東日本大震災。これは偶然とは思えない。地球全体で
警戒すべき時期に入ったと言えるのではないでしょうか」