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福井県勝山市北谷町杉山の白亜紀前期(約1億2千万年前)の地層から、中型の草食恐竜
イグアノドン類とみられる恐竜の下あごの化石を発見した、と福井県立恐竜博物館が22日発表した。
同館は新種の恐竜とみている。
見つかったのは、下あごの骨「歯骨」2点で、長さ26センチ、幅3.7~4.7センチ、
高さ12センチ。昨夏の発掘で、あごの左右の骨が重なりあうような状態で見つかったという。
同じ現場からは胴や腰などの化石も見つかっており、同一個体の可能性もあるという。
イグアノドン類は密集した歯が特徴で、今回見つかった化石は同類の原初的な部類に入ると考えられる。
同館によると、同じ地層からは過去に同類のフクイサウルスの化石が発掘されているが、
骨の太さや筋肉がつく部分の形状などが全く異なっているという。
同館の柴田正輝研究員は「保存状態が良く、見つけた時から新種だと確信できた。
同じ現場からフクイサウルスとは別の種が出たことは、驚きだ」と話している。
[朝日新聞]2011年4月22日13時37分
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イグアノドン類の新種と見られる下あごの化石2点=22日午前10時47分、福井県勝山市
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見つかった、イグアノドン類の新種と見られる下あごの化石=福井県立恐竜博物館提供
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今回見つかった化石に近い種とみられるフクイサウルスの想像模型=荒木一成さん作製、福井県立恐竜博物館提供
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