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【生物】去勢されたクモは戦闘に強い 切断された生殖器はメスの体内に残り、ライバルとの戦いで勝率3倍 - 暇つぶし2ch1:星降るφ ★
11/03/31 19:24:57.37
“去勢”されたクモは戦闘に強い
Charles Q. Choi
for National Geographic News
March 31, 2011

 クモの多くの種では、オスは口元にある1対の付属器「触肢」を使って交尾する。
ところが多くの場合、行為の最中に片方または両方の触肢が切り離される。生殖能力を失う
ことになるため、進化的には望ましくないように思える。

 しかし、切断されたオスの生殖器はメスの体内に残り、ほかのオスの交尾を防ぐという説
もある。

 オスが“去勢”される理由を知るため、交尾の様子を詳しく観察する研究が行われた。
被験者に選ばれたのは、東南アジアに生息するコガネグモの一種マラバルジョロウグモ
モドキ(学名:Nephilengys malabarensis)。

 その結果、切断された生殖器は75%の確率で、メスの体内に効果的に残っていること
が確認された。また、生殖器を失ったオスは極めて攻撃性が高くなり、積極的にメスを
守っていた。

 オス同士の戦いでは、両方の触肢を失って生殖能力がゼロになった個体の方が、片方
のみ、または無傷の個体より有利だという。ライバルを攻撃し、追い回し、打ち負かす
確率が3倍以上高いという結果となった。

 オスは繁殖手段のすべを失うと強力な戦士に変身して、自らの“投資”を守ろうとすると
考えられている。

 リュブリャナのスロベニア芸術科学アカデミーに所属するクモ専門家で、研究に参加
したマチャズ・クンター(Matjaz Kuntner)氏は、「確信はないが、触肢を失ってから
ホルモンの値が変わり、それまでと異なる行動に出るのかもしれない」と説明する。
「もはや成すべき事を終えたオスが思い残すことなく戦う、というのが真相だろう」。

 クンター氏によると、マラバルジョロウグモモドキのメスが交尾後にオスを食べる姿
がしばしば目撃されている。共食いのリスクと受精のチャンスを天秤にかけて、オスは
自らの生殖器を切り離しているのかもしれない。

 この研究結果は、「Animal Behaviour」誌オンライン版に3月23日付けで発表された。

▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽画像  オスグモの電子顕微鏡画像。下アゴの両側に付いていた生殖器が失われている。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
Photograph courtesy Matjaz Kuntner


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