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世界で大地震相次いだのは「偶然」 米博士ら分析
2011年3月29日12時23分
【ワシントン=勝田敏彦】大地震のあとに他の大地震が誘発されるのは、元の大地震の
震央の千キロ以内にほぼ限られることが、米地質調査所(USGS)などの研究でわかった。
最近、世界で相次いでいる大きな被害地震は、偶然、近い時期に起きたといえそうだ。
27日付の専門誌ネイチャー・ジオサイエンスに論文が掲載された。
USGSのトム・パーソンズ博士らは、1979~2009年の世界の地震カタログを分析。
マグニチュード(M)7以上の大地震が起きたとき、世界でM5~M7の地震が起きる頻度が
変化するかどうかを調べた。
その結果、大地震の震源域の長さの2~3倍以内に当たる千キロ以内では、誘発されたと
考えられる地震が増えていた。だが、それ以上離れたところではそうした傾向は見つからなかった。
ただ過去の研究では、遠方でも小さな地震は誘発されることがわかっている。
昨年以降、世界では大地震が相次いでいる。
昨年は1月にハイチ(M7.0)、2月にチリ(M8.8)であった。
さらに今年は、2月にニュージーランドでM6.3、3月には東日本大震災を引き起こした地震(M9.0)が
11日に起きたあと、24日にミャンマー(ビルマ)でM6.8の地震が起きている。
だが、それぞれは偶然、時期が重なったとみられる。
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▽記事引用元 asahi.com
URLリンク(www.asahi.com)
▽関連
Nature Geoscience | Letter
Absence of remotely triggered large earthquakes beyond the mainshock region
URLリンク(www.nature.com)