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恐竜の時代よりはるか以前に生きていた哺乳類型爬虫類の新種が発見された。
ティアラユーデンス・エクセントリクス(Tiarajudens eccentricus)と名付けられたこの動物は、
実に多様な歯を備えており、すりつぶすこと、引きちぎることのほかに、威嚇するためにも使われたらしい。
牙のような剣歯を備えながら、草食性なのだという。
大型犬程度の大きさのこの動物には、クレヨンくらいの大きさの巨大な剣歯を持っていた。
そのうえ口蓋には何列にもびっしりと歯が生えていた。これはサメに見られる特徴で、
歯が抜けてもすぐ次の歯で置き換えられていたと思われる。
哺乳類型爬虫類とも呼ばれる獣弓類のうち、異歯亜目に属する生物の2億6000万年前の
化石がブラジルで発見された。発見した古生物学者のフアン・カルロス・シスネロス(Juan Carlos Cisneros)氏は、
この化石は草食動物のもので、「さまざまな動物を組み合わせたような外見をしていた。
もしこの動物を目の当たりにしても、しばらくは我が目を疑うだろう」と話す。「ウマのような門歯があり、
植物を噛み切ったり引きちぎったりするのに向いている。カピバラのような臼歯はすりつぶすのに向いている。
それに、サーベルタイガーのような剣歯もある」。
ベルリン・フンボルト大学の古生物学者のイェルク・フレビッシュ(Jorg Frobisch)氏が特に驚いたのは
この剣歯だという。「普通、剣歯があるのは肉食動物だと思うだろう」。
しかし、この生物の主食は繊維質の植物なのだ。剣歯は犬歯がサーベルのように発達したもの。
よく知られているのはもちろんサーベルタイガーの仲間だが、ほかにも有袋類、
つまりカンガルーやウォンバットの仲間の(絶滅)種のいくつかで知られている」。
フレビッシュ氏は今回の研究には参加していない。
本文>>2に続く
▽画像 新発見のティアラユーデンス・エクセントリクス(Tiarajudens eccentricus)には、
草食動物なのに牙のような剣歯がある。発見した古生物学者による再現イラスト。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース(March 25, 2011)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
▽Science
「On Dental Occlusion and Saber Teeth」
URLリンク(www.sciencemag.org)