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特定の周波数の電磁波を使い、火災現場などで発生する危険なガスを遠隔検知するシステムの開発に成功したと、
NTTや産業技術総合研究所などが8日発表した。
救助に当たる消防士の二次災害の危険を、大幅に減らすことが期待できるとしている。
使用するのは、光と電波の間に位置する「テラヘルツ」という周波数の電磁波。
すすや煙を通り抜け、どんな物質があるか調べることができるが、電磁波発生や検出のための技術開発は
進んでいなかった。
NTTなどは、三つの光源から出る光の信号を組み合わせ、さまざまな周波数のテラヘルツ波を短時間で
つくることに成功。
幅広い範囲をカバーする受信器と組み合わせ、システムの試作機をつくった。
6畳ほどのスペースで、ソファやベッドに使われるウレタンを燃やす実験を行い、
約5メートルの距離からテラヘルツ波を照射。
反射して戻ってきた波を調べたところ、猛毒のシアン化水素ガスを検出した。
今回の試作機は高さが約180センチ、稼働部分の重さも約80キロある。
今後は現場に持ち運びしやすいよう小型化し、分析できるガスの種類も増やして実用化を目指す。
▽画像 テラヘルツ波を使い、危険なガスを遠隔検知するシステムの試作機(NTT提供)
URLリンク(img.47news.jp)
▽記事引用元 共同通信( 2011/03/08 21:38)
URLリンク(www.47news.jp)
▽産業技術総合研究所プレスリリース
テラヘルツ波による危険ガスの遠隔検知に成功
URLリンク(www.aist.go.jp)