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大阪大の山下俊英教授と東北大の高井俊行教授らは、傷つくと回復が難しい視神経を
特定の酵素の働きを抑えて再生させることに、マウスを使った実験で成功した。事故や病
気によって起きた視神経や脊髄(せきずい)の損傷のほか、脳挫傷などの治療に役立つ
可能性がある成果という。欧州科学誌の電子版に2日、掲載された。
これまでの研究で、神経細胞に結合して再生を抑制する物質がいくつか見つかっている。
阪大と東北大の研究チームはこうした物質が神経細胞と結合したときに集まる「SHP」と呼
ぶ酵素に注目した。
視神経を傷つけたマウスにSHPの働きを抑える化合物を与えると、2週間で視神経の再
生が進んだ。神経の再生を促す物質の働きも高まっていた。研究チームは、SHPの働きを
抑えれば、再生を抑制する物質の影響を免れて再生を促せることが確認できたとみている。
研究成果を発展させれば、従来のやり方ではできなかった神経を再生する治療薬の実現
につながるという。脊髄損傷や脳挫傷でも同じ仕組みが働いていると考えており、同様の実
験で調べる。
ソース:日本経済新聞
URLリンク(www.nikkei.com)
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