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【川崎】専修大学の綿貫理明教授は、太陽電音(川崎市中原区、木村康廣社長)と伊藤工業(同高津区、
伊藤直義社長)と共同で、自転車型人力発電システムを開発した。
後輪軸に太陽電音の風力発電用高効率発電機を装着、綿貫教授が開発した平準化・蓄電装置を経由して蓄電池に電気をためる。
今後、スポーツクラブなどのエアロバイクに搭載して施設電力の一部として活用したり、
非常用電源としての利用などを検討していく。
川崎市産業振興財団の試作開発促進プロジェクトの一環で開発した。綿貫教授の試算では、発電機を
搭載した自転車20台で平均100ワットの人力発電を8時間行う場合、稼働率60%を考慮して
1日9・6キロワットの電力を蓄電できるという。
発電機は永久磁石式三相のコアレス構造で、最大出力880ワット(5分以内)が可能。
平準化・蓄電装置は電気2重層キャパシター(EDLC)で、変動が多い発電量を平準化する。
▽記事引用元 日刊工業新聞(2011年02月21日)
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