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【宇宙】新たな「第9惑星」発見はいつ? NASAが疑問に答える - 暇つぶし2ch1:1/2@白夜φ ★
11/02/22 21:53:31.82
新たな「第9惑星」発見はいつ? NASAが疑問に答える

【2011年2月21日 NASA】
先ごろミッションを完了した天文衛星「WISE」のデータから太陽系の果ての「第9惑星」が見つかるかも
しれないと期待されている。もし存在するとすればいつ、どのようにして判明するのか、Q&Aで紹介する。
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2010年11月、木星より大きな太陽の伴星が「オールトの雲」(注1)に存在するかもしれないという説が
学術雑誌「Icarus」で発表された。「テュケー(Tyche)」と名付けられたこの仮想の惑星が、先ごろ観測
終了したNASAの広域赤外線探査衛星「WISE」によるデータから発見されるかもしれないというのだ。

2009年12月に打ち上げられたWISEは、4つの波長による全天サーベイ観測(注2)で、太陽系から遠方の
銀河まで約270万枚の天体画像を撮影した。先ごろ完了した延長ミッション「NEOWISE」では、2つの波長
による小惑星帯(注3)サーベイなどを行い、低温の褐色矮星(注4)1個、彗星20個、地球近傍天体
(NEO:注5)134個と小惑星帯天体約3万3,000個を発見している。

ミッションを終えたWISEは今月17日に冬眠モードに切り替えられ一旦運用を終了しているが、観測データの
分析はこれからだ。今年4月から2012年3月にかけて、分析研究用のデータが順次公開される予定となっている。
今後どのようにして未知の天体が発見されるのか? 気になる疑問への答えがNASAから発表されている。

Q:テュケーが存在するかどうかはっきりするのはいつ?

WISEのデータにとらえられているかどうかはっきりするまでは2年以上かかる。
今年4月にミッション前半のデータが公開されるがそれだけでは不十分だろう。
2012年3月には全データが公開されるので、それをもとにテュケーが存在するかどうか検証される。

Q:もしテュケーが存在するならWISEのデータには必ずとらえられているものなの?

必ずとは言い切れないが可能性は高い。WISEは6ヶ月の間をおいて2度の全天サーベイを行っているので、
その間にオールトの雲の中で移動している大型天体があれば検出できるはずだ。両方のサーベイで
波長12μmと22μmの遠赤外線をとらえているが、これは、テュケーのような木星より大きい低温の
褐色矮星からの放射を観測するのに適している。

Q:テュケーが存在するとして、なぜ今まで見つからなかったの?

テュケーのような暗い低温の星は、地球から観測できるほどの可視光を発しない。
WISEのような高感度の赤外線望遠鏡なら、その熱放射を赤外線でとらえることができる。

Q:他の惑星はローマ神話から名付けられている(注6)のに、なぜギリシャ神話由来の「テュケー」なの?

1980年代、約2600万年周期の楕円軌道を持つ太陽の伴星の存在が唱えられており、テュケーと同じく
ギリシア神話の女神である「ネメシス(Nemesis)」の名が与えられていた。仮説では、オールトの雲に
近づくたびにその影響で弾き出された小天体が太陽系の中心部までやってきて彗星となり、時には
地球に衝突し周期的な大量絶滅(注7)を引き起こすとされていた。しかし近年では大量絶滅の周期性は
疑問視されており、それを説明するためのネメシスの必要性もなくなった。

それとは別に、数百万年周期の円軌道で太陽の周囲を周る伴星の存在が仮定されており、
地球に厄災をもたらす「ネメシス」と対照をなすものとして、幸運の女神「テュケー」の名がつけられている。
>>2以降に続く)
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▽記事引用元 AstroArts
URLリンク(www.astroarts.co.jp)

▽関連スレッド(過去ログ)
【宇宙】太陽系外縁部に「未知の巨大天体」? 木星サイズの質量、地球へ向けて彗星を飛ばしている可能性
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