11/02/26 10:18:43.83 BlbFOjma
>>88
原発はほとんど温排水でしか排熱できないが、火力発電は違う。火力発電は温排水は少ない。
コンバインドサイクル火力発電では、まずガスタービンで発電する。
燃料を燃やすことで直接タービンを回す。ジェットエンジンを想像してみればよい。
出てくるのは高温の排気ガスだ。ここで発電効率は40%ぐらいだ。
さらにこの高温の排気ガスで水を水蒸気に変えて蒸気タービンを回して発電する。
ここで最初の燃料エネルギーの20%が電力にかわる。トータルで燃料エネルギーの60%が電力になる。
最終的に排出されるのはかなり熱を奪われた排気ガスと蒸気タービンを回すために作った水蒸気だ。
温排水はほとんどでない。
原発 熱量の70%近くが温排水として排出
火力 排熱40%のうちほとんどは気体として排出
気体の熱は放射冷却によって宇宙に速やかに逃げていく。しかし海水は冷めにくい。
水は熱しにくく冷めにくい。気体は熱しやすく冷めやすい。そういうことだ。
火力発電は原発と同じようには温排水を出さない、これが正しい知識だ。