10/12/04 00:14:10
細菌の遺伝子発現を阻害する新たな仕組みを発見
?とがった転写因子がRNAポリメラーゼに突き刺さって停止させる?
発表者 横山 茂之(東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座 教授(兼任)、理化学研究所生命分子システム基盤研究領域 領域長)
関根 俊一(東京大学大学院理学系研究科構造生物学社会連携講座 特任准教授、理化学研究所生命分子システム基盤研究領域システム研究チーム 客員研究員)
田上 俊輔(理化学研究所生命分子システム基盤研究領域システム研究チーム 特別研究員)
発表概要
細胞における遺伝子発現では,まずDNAの塩基配列を写し取ってRNAが合成され,次にそのRNAの配列をもとにタンパク質が作られます.
この一連の流れはセントラルドグマと呼ばれ,すべての生命活動を支える中心的な仕組みです.
RNAポリメラーゼは,セントラルドグマの最初の段階であるRNAの合成をつかさどる巨大なタンパク質で,すべての生物に必須です.
今回我々は,細菌のRNAポリメラーゼの立体構造を,その働きを阻害するタンパク質が結合した状態で解明することに世界で初めて成功し,
RNAポリメラーゼの働きを阻害するユニークな機構を明らかにしました.
この成果は,新しい作用機構に基づく新規抗菌剤の開発等の基礎となることが期待されます.
実験手法等詳細はソースをご覧下さい。
▽図 転写因子Gfh1がRNAポリメラーゼを阻害するメカニズム
URLリンク(www.s.u-tokyo.ac.jp)
▽記事引用元 東京大学プレスリリース(2010/12/2)
URLリンク(www.s.u-tokyo.ac.jp)
▽Nature
「Crystal structure of bacterial RNA polymerase bound with a transcription inhibitor protein」
URLリンク(www.nature.com)