10/11/17 18:13:20
超伝導の仕組み解明へ光明
広島大放射光科学研究センターの岩沢英明特任助教、
産業技術総合研究所(産総研)の相浦義弘主任研究員たち研究チームが、
酸化物の超伝導現象において、
原子の振動が電子と電子を引っ付ける「のり」のような状態を生み出すことを観測した。
近く米国の物理学会誌に掲載される。
超伝導は、物質が一定の超低温状態に達すると電気抵抗がゼロになる現象。
従来は反発し合う二つの電子が「電子対」を組むことで発生する。
アルミニウムなど金属元素では、原子の振動が「のり」となり、電子対を生むことが
理論上説明されていたが、酸化物系の超伝導体では解明されていなかった。
チームは、電子運動をより精密に観測するため、放射光の振動方向が
一定の「直線偏光」を活用した分光装置を開発。
ルテニウム酸化物の超伝導体を観測したところ、電子が結晶中の原子の振動に同調して運動し、
その結果、電子対が発生することを発見した。世界で初めて「のり」の力の強さのデータ化にも成功した。
超伝導はリニアモーターカー開発や磁気共鳴画像装置(MRI)に利用され、
メカニズムの解明が新たな電子材料の開発にもつながると注目されている。
岩沢特任助教は
「チームで開発した装置を活用し、超伝導のメカニズムそのものの解明につなげたい」
としている。
▽ ソース 中国新聞オンライン
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
▽ 画像
URLリンク(www.aist.go.jp)
▽ 産総研 プレスリリース 超伝導のメカニズム解明に大きな手がかり
URLリンク(www.aist.go.jp)