10/11/16 14:55:06
世界初「情報をエネルギーへ変換することに成功」理工学部教授
宗行 英朗と助教 鳥谷部 祥一が記者会見を行いました
去る11月11日、後楽園キャンパスにて、東京大学と共同で研究成果に関する
記者会見を行いました。発表者は以下の通りです。
中央大学理工学部
教授 宗行 英朗(物理学科)
助教 鳥谷部 祥一( 〃 )
東京大学大学院理学系研究科
教授 佐野 雅己(物理学専攻)
教授 上田 正仁( 〃 )
博士課程 沙川 貴大( 〃 )
19 世紀から150年もの間議論されてきた、「マックスウェルの悪魔」と呼ばれる
科学史上の重要な概念があります。今回、サブミクロンスケールでの極めて精密な
加工技術と、リアルタイムでの正確な制御システムを組み合わせ、
これまで理論上の存在であった「マックスウェルの悪魔」を、世界で初めて
実験により実現しました。
これにより、観察から得た「情報」を用いて「エネルギー」を取り出すこと、
すなわち「情報をエネルギーへ変換できること」を実証しました。
本研究成果は、英国の科学誌 Nature Physics誌に掲載されます
(11月14日オンライン版に掲載)。
また、「掲載される論文の中でも特に価値が高いもの」として、News&Viewsに
取り上げられることが決定しています。
ソース:中央大学ニュースリリース
URLリンク(www.chuo-u.ac.jp)
Nature Physics
Experimental demonstration of information-to-energy conversion and validation of the generalized Jarzynski equality
URLリンク(www.nature.com)
◇実験の詳細などはこちらをご覧ください
記者会見詳細資料(pdf)
URLリンク(www.chuo-u.ac.jp)