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光学迷彩の素材:可塑的な可視光メタマテリアル
特殊な構造を持つ『メタマテリアル』と呼ばれる人工物質で物体を覆うと、
物体の周囲の光を曲げ、その物体を見えなくすることができる。
ただし、今までは、メタマテリアルが曲げることのできるのは、
赤外光やテラヘルツ波など、そもそも人間の目には見えない光だけだった。
ところが、スコットランドのセント・アンドルーズ大学の物理学者Di Falco氏らの
研究チームが、この壁を打ち破った。
「可視光線の領域」で光を曲げることができる物質の作成に成功したとする論文が、
『New Journal of Physics』11月号に掲載されたのだ。
通常、メタマテリアルはシリコンのような硬くてもろい基質の表面に作成するため、
作成できる大きさやその性質を生かせる波長が限られている。
しかしFalco氏らは、本物の透明マントのように物体を覆うことができるようにするには、
自由に変形でき、大きく引き伸ばせる物質にする必要があると考え、
可塑性ポリマーの超薄層からメタマテリアルを作成したと述べている。
Falco氏らが作成したこの物質は、大量生産が可能で、現実の世界で利用できるという。
これが実現すれば、透明マント[光学迷彩]や、[波長限界を超えた分解能をもつ
スーパーレンズを作成できるため、微生物や化学物質、
それにDNAまで観測できるような双眼鏡のような装置が可能になるかもしれない。
▽ ソース Wired vision
URLリンク(wiredvision.jp)
▽ 画像 通常の物質では、媒質となる物体に入射した光は反対側に屈折する(赤色の線)が、
負の屈折率を持つ物質(Left-handed metamaterial)では入射と同じ側に屈折が起こる(緑色の線)。
画像はWikipedia
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