10/10/22 00:31:20
東京ガスは新しい発熱方法を用いた次世代燃焼システム「ケミカルループ燃焼」の開発に着手する。
使い捨てカイロの原理と同じように、金属が酸化する際に生じる酸化熱を使って加熱。
酸化した金属は天然ガスを還元剤にして元に戻し、再び酸化させることを繰り返す。
窒素酸化物(NOX)がほとんど生じず、排気から二酸化炭素(CO2)を分離するのが容易になる。
2015年をめどに実証試験を始め、20年の実用化を目指す。
1000度C程度の熱の取り出しが可能で、ボイラや工業炉への利用を想定する。
将来はコジェネレーション(熱電併給)などの発電に利用することも視野に入れている。
システムは空気を注入して金属の粒子を酸化させる酸化塔と、
天然ガスを注入して酸化金属を還元させる還元塔で構成。この二つの塔の間を金属の粒子が行き来する。
▽記事引用元 日刊工業新聞(2010年10月21日)
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