10/10/21 23:25:40
人に代わってスズメバチの巣に近づき、殺虫剤をシュッ。
宇都宮市の帝京大理工学部教授の関根久さんが、スズメバチの駆除に役立つ
人型ロボットの開発を進めている。音声で指示を認識し、急なはしごを上ることもできる。
実際の出動はまだ先というが、駆除の専門家は期待を寄せている。
開発されたロボットの名は「モヒカン君」。高さ約170センチの人型。
骨格には軽い金属や木が使われ、腕や足の関節には小型モーターが付けられている。
コンピューターの制御で腕を動かし、歩行ができる。はしごを上る際には、ひざを高く持ち上げ、
体を持ち上げていく。その様子は人と同じように見える。
動き方の指示を受け取るのは音声認識装置。離れた場所から小型マイクで指示を出せる。
「スズメバチがいるよ」と声をかけると、「任せて、今やっつけるから」と音声で返す「人らしさ」も備えている。
微妙な調整は無線で遠隔操作できる。
関根さんは、約6年前から「話し相手・遊び相手ロボット」の開発を手がけている。
「人間を大事にするロボットを作りたかった」と話し、孤独な老人や若者、子供のパートナーを作ろうと研究を続けている。
そうした発想と技術に信頼を寄せたのが、関根さんの古くからの友人で、
スズメバチなどハチや害虫の駆除をしている同市の神山宗教(むねのり)さん(61)だった。
約3年前、駆除の際の苦労を伝え、人に代わるロボットの開発を依頼した。
神山さんは「スズメバチは約3メートル以内に近づくと刺してくる。
殺虫薬をまくときが一番刺される」と説明する。神山さん自身、これまでに延べ90回刺されてきたという。
それだけに「巣に近づいて、殺虫剤をかけてくれるだけでも違う」と期待を寄せた。
そして昨年夏、誕生したのがモヒカン君だ。関根さんが性能とともに重視したのが親しみやすさ。
「髪形をユーモアにして、親しみを持ってもらいたい」と、床屋からマネキンの頭を譲り受けた。
20日には同市立上戸祭小学校で、放課後にロボットのお披露目をする。
神山さんもスズメバチの説明をする。今後、動き方などを「特訓」し、実際の出動は来年夏になりそうだという。
関根さんは「将来は、原子力発電所などでの危険な業務を人に代わって出来るロボットを作っていきたい」と話している。
モヒカン君(左)と開発した関根久教授=帝京大
URLリンク(www.asahicom.jp)
はしごを上る様子は人と同じ=帝京大
URLリンク(www.asahicom.jp)
▽記事引用元 : asahi.com2010年10月21日5時30分
URLリンク(www.asahi.com)