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体外受精の子は背が高くなる?6歳で平均2.5センチ差
2010年10月21日 15:19 発信地:ウェリントン/ニュージーランド
【10月21日 AFP】体外受精(IVF)で生まれた子は、自然妊娠で生まれた子より身長が
高い傾向があることが、ニュージーランド・オークランド大(Auckland University)
リギンズ研究所(Liggins Institute)の研究で明らかになった。
同研究所のウェイン・カットフィールド(Wayne Cutfield)所長が前週ラジオ・ニュージーランド
(Radio New Zealand)に語ったところによると、研究チームは約200人の子どもを対象に、
IVFの子と自然妊娠の子の身長を比較した。
その結果、凍結胚ではなく新鮮胚で妊娠したIVFの子の身長は、6歳時で自然妊娠の子を
平均約2.6センチ上回ることが分かった。
この身長差は、親の身長などの要因を差し引いても統計的に有意だという。
なお、この傾向はとくに女児に顕著に認められたという。
原因は現段階では不明だが、新鮮胚を使ったIVFの子のホルモンは、
通常の子のホルモンとは特性が異なり、成長を促進していることが考えられるという。
これには、母親が飲んだ排卵誘発剤や、胚を胎内に戻す前の36時間に使われた培地が
影響した可能性がある。
また、人工授精の成功率を上げるため、最も大きく最も成長した胚が選ばれたことが
起因している可能性もあるという。(c)AFP
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AFPBBNews(URLリンク(www.afpbb.com))配信記事