10/10/14 19:09:54 BE:647162892-2BP(1056)
ガソリンなどの代替エネルギーとして注目されるバイオエタノールを
より効率的に生産できる可能性を持った細菌を、
別府大学食物栄養科学部発酵食品学科の林毅助教(34)=生化学=が発見した。
現在エタノール生産に使われている菌に比べ、
発酵の際に酸素の遮断や温度調整などの制約が少なく、
実用化できれば生産量アップとコスト削減が期待できるという。
林助教は「菌の活用でバイオエタノールの価格が下がれば、普及に弾みがつく。
二酸化炭素(CO2)の排出量抑制にもつながる」と期待している。
林助教が見つけたエタノール生産菌は、
海外ではテキーラの醸造などに使われている「ザイモモナス菌」の変異株。
国内のアルコール発酵で主に使われている「酵母菌」に比べ、
▽発酵速度が格段に速く、生産量も多い
▽発酵可能な温度が高い―などの特長がある。
ザイモモナス菌の性質の調査中に偶然、変異株を発見した。
一般的なエタノール生産菌は酸素がある状態ではエタノールを生産しにくいが、
変異株は酸素がある環境下でも、活発に発酵を進めることを確認。
「有酸素状態でも働きが落ちない菌は、
これまでの生物学の定説を覆す発見」(林助教)として、特許申請した。
変異株は、通常菌よりも優れた生産能力があり、
活動できる限界温度も10度高い約40度まで上がっていた。
バイオエタノールはトウモロコシなどの植物が原料。
細かく砕き、酵素を加えて糖に変え、発酵させて製造する。
現在の発酵工程では、酸素に極力触れないような環境が必要だが、
今回発見した変異株を使えば、菌の偏りを無くすためにかき混ぜる作業も可能で、
生産効率の向上が望める。
高温に耐える性質は、適温を維持する費用が削減できるという。
林助教は「変異株の発見は、発酵条件を緩やかにし、失敗を減らす一助になる。
変異株の性質の研究を深め、
バイオエタノール製造への実用化を図りたい」と話している。
大分合同新聞
URLリンク(www.oita-press.co.jp)
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