【宇宙】星間境界観測機「IBEX」が発見 太陽系の果ての起源不明のリボン状構造 6か月という短期間に変化/NASAat SCIENCEPLUS
【宇宙】星間境界観測機「IBEX」が発見 太陽系の果ての起源不明のリボン状構造 6か月という短期間に変化/NASA - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★
10/10/10 01:51:02
太陽系の果ての謎の模様、6か月で変化

【2010年10月7日 NASA/SwRI】
NASAの星間境界観測機「IBEX」は約1年前、太陽系を包むヘリオスフィアの果てに
起源不明のリボン状構造を発見した。構造は太陽風と太陽系の外からやってくる
恒星物質がぶつかってできる高速中性原子(ENA)を強く発するもので、
その後たった6か月という短期間に変化が起きていることが明らかになった。

太陽風は160億kmほど先にある太陽系外縁部で低速度となっており、そこで星間物質と
ぶつかり混ざり合う。この領域はヘリオシース(Heliosheath)と呼ばれており、その先にある
ヘリオポーズでは、太陽風は完全に星間物質に溶け込んでいると考えらえている。

これまでヘリオシースが撮影されたことはない。NASAの星間境界観測機「IBEX」に搭載
されている「TWINS」と呼ばれる広視野中性原子分光撮像器は、人間の目で見ることの
できないこの領域を地球のまわりを周回する軌道上から観測し、太陽風と太陽系の外から
やってくる恒星間物質がぶつかってできる高速中性原子(ENA)を検出・計測することができる。

ENAは、ヘリオシースからあらゆる方向へ高速で移動しているが、その一部は地球の近くを
通過する。IBEXはゆっくりと回転しながら、6か月で全天観測を行ってENAのやってくる方向
とエネルギーを記録し、その分布を明らかにする。

IBEXによる1回目の観測で、ENAを強く発するリボンのような細長い構造が見つかっていた。
2回目の全天観測の結果、ENAの分布に顕著な変化が起きていることが明らかになった。
ENAの強度が10~15パーセントほど弱くなっていたのである。とくにENAを強く発していた
塊のような領域は、エネルギーが拡散してしまったために大きさが3分の1ほど縮小していた。
それはまるで、もつれていたリボンがほどけて、低緯度と高緯度の両方向に拡がったような
状態だという。

IBEXの主任研究員で、米・サウスウエストリサーチ研究所(Southwest Research Institute)の
David McComas氏は、「これまで、ENAの変化は6か月などという短期間ではなく、
11年と考えられている太陽の活動周期に対応してゆっくりと進んでいると考えられてきました。
しかし私たちの観測によって、太陽風と恒星間物質との間で起きている相互作用は想像以上に
ダイナミックに変化していることがわかりました」と話している。
_________________

▽記事引用元
URLリンク(www.astroarts.co.jp)
AstroArts(URLリンク(www.astroarts.co.jp))配信記事

ENAの6か月間の変化。赤で多く、紫で少ない
(リボン状の絵柄はENAの強度とその拡がりを理解しやすくするためのイラスト)。
(提供:IBEX Science Team/Goddard Scientific Visualization Studio/ESA )
URLリンク(www.astroarts.jp)


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