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札幌医科大の和田卓郎准教授(整形外科)らの研究グループは4日、
ひざの関節付近などに発生するがん「滑膜肉腫」に対するペプチドワクチン治療の臨床試験で成果が上がり、
同様の効果が期待できる骨肉腫へのがんワクチンの臨床試験を本格的に開始すると発表した。世界初の試みという。
滑膜肉腫のワクチンは、化学療法などほかの治療で効果がない患者を対象に、2002年から臨床試験を開始。
ワクチンの改良により、最近の症例のうち3例でがんが縮小したり拡大が抑えられるなどして、2年以上生存する効果が得られているという。
骨肉腫のワクチンは「PBF」という抗原ペプチドを研究グループが特定。最終的には手術後に化学療法との併用を目指している。
和田准教授は「骨肉腫の症例は国内で年間200例以下で、ほとんどの患者が10代。
症例が少なく臨床試験には困難もあるが、研究を進め新薬開発につなげたい」と期待している。
2010/10/04 18:30 【共同通信 】
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