10/10/01 11:45:54
ネバネバ菌が鉄道網…日本人にイグ・ノーベル賞
【ワシントン=山田哲朗】愉快な科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が30日、
米マサチューセッツ州のハーバード大で行われ、単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を
設計できることを見つけた中垣俊之はこだて未来大教授らのチームが「交通計画賞」を
受賞した。
中垣教授らは、粘菌に迷路を解かせる研究で2008年にも「認知科学賞」を受賞している。
ネバネバの粘菌の集合体はエサを求めて細長く伸びる。
迷路のゴールにエサを置けば、粘菌は入り口から出口まで最短距離でつなぐほか、
都市に当たる場所にエサを配置すると、粘菌はエサの間に鉄道網とそっくりの
効率的なネットワークを形成する。
このほか、「靴の外側に靴下をはけば凍結路での転倒頻度が低下する」研究が「物理学賞」、
「従業員をランダムに昇進させると組織の効率が上がる数学的証明」が「経営賞」を受賞。
メキシコ湾で原油流出事故を起こした英石油大手BPには「油と水は混じらないという
古い定説を否定した」として「化学賞」が与えられた。
(2010年10月1日11時12分 読売新聞)
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