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日本原子力研究開発機構と東北大学は、
温度差をつけた絶縁体である磁石(磁性体)から
電気エネルギーを取り出すことに成功した。
これまで絶縁体から電気エネルギーの取り出しは不可能とされていた。
これにより、絶縁体ベースの熱電変換素子をつくることができる。
この研究成果は27日の英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に掲載される。
今回の研究では磁石である磁性ガーネット結晶という化合物を利用して、
絶縁体中で温度差によって電子の磁気(スピン)の流れが生じることを突き止めた。
すでに、スピンの流れを絶縁体に金属薄膜を取り付けることで
電気エネルギーに変換できることは明らかになっており、
今回の成果と合わせて、絶縁体による熱電変換素子をつくることができる。
日刊工業新聞
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独立行政法人日本原子力研究開発機構>プレスリリース
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Nature Materials“Spin Seebeck insulator”
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