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東京工業大学の沖野晃俊准教授は、プラズマを使って従来より
5倍以上の効率で手術用の麻酔ガスを無害化する装置を開発した。
麻酔ガスそのものをプラズマ状態にして分解することで高効率を実現した。
強い温室効果作用を持つ麻酔ガスを無害化する装置の普及を
後押しする技術として期待される。
従来のプラズマを使った気体の分解方法では、
アルゴンなどイオン化しやすい気体でプラズマ状態をつくった上、
分解したい気体を少量ずつプラズマ中に導入するため、効率性に限界があった。
今回開発した装置は、さまざまな気体をプラズマ状態にできるもので
麻酔ガスそのものも直接分解できる。
麻酔ガスの主成分である亜酸化窒素(笑気ガス)は
酸素と窒素に分解にされ無害化される。
新装置は1キロワット時あたり942グラムの処理量を達成した。
市販されている触媒を使ったり燃焼したりする従来法による装置と比較すると
5倍以上の効率を実現した。
日刊工業新聞
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