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小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子を分析する研究チームを率いる
土山明・大阪大教授(鉱物学)は23日、
松江市で開かれた日本鉱物科学会で「微粒子が想定よりも小さいため、
予定している分析の一部は実施が難しいかもしれない」との見解を示した。
土山教授によると、研究チームは当初、
物質の特徴を調べる十数種類の分析を予定。
このうち有機物の有無や含まれるガスの性質などを推定する数種類の分析は、
一度に多くの物質を使う必要があるため、実現できない恐れがあるとした。
一方で土山教授は、小惑星「イトカワ」の微粒子がわずかでも発見できれば、
実施可能な分析だけでも多くの知見が得られると強調した。
微粒子は宇宙航空研究開発機構がはやぶさのカプセル内から回収し、
イトカワ由来の可能性が高いものを早ければ8月にも研究チームに渡すとしていた。
しかし、微粒子が予定より小さかったことから作業は難航、
受け渡しは12月以降にずれ込む見通しとなっている。
47NEWS(共同)
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