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物質・材料研究機構はレアアース(希土類)のジスプロシウムを使わずに
ネオジム磁石の磁力を保持する耐久力(保磁力)を高める技術を開発した。
原料のネオジム磁石粉にネオジム銅合金を拡散。
粉中の微小結晶の界面組成を制御し実現した。
ハイブリッド車(HV)の駆動モーターに使う高性能ネオジム磁石の
材料調達の効率化やコスト低減などにつながると期待される。
ネオジムと鉄、ホウ素からなる通常のネオジム磁石は、
温度上昇で保磁力が低下する。
そのため、約200度Cの高温になるHV用モーターでは、
ネオジムの4割をジスプロシウムに置き換えた磁石を使っている。
ジスプロシウムは希少な上、
全体の9割以上が中国で産出されており、
使用量の削減が課題となっている。
日刊工業新聞
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