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英TWI、摩擦撹拌接合をT・L字型に使える技術開発
掲載日 2010年09月01日
英国溶接研究所(TWI)は、アルミ合金板を突き合わせた水平溶接に使う摩擦撹拌(かくはん)接合(FSW)を、
T字、L字型の接合に使える技術を開発した。接合に使うツールの形状や摩擦熱を与える回転の方式などを
あらためた。母材と同じ強度を接合面でも保つため、板材を薄くできる。今後、生産技術として確立し、2年後を
めどに日本の軽金属メーカー、鉄道車両メーカーなどへの提供を目指す。
FSWは、1991年にTWIが開発した。回転するピンと円すいを当てて圧力をかけ、約500度Cの摩擦熱で
接合面を軟らかくして接合する。部材を溶かさないため、合金の変質がなく強度を保てる。
異種材料の接合に向くほか、コーティングのはく離工程が不要で処理速度も速い。軽量化に貢献するため航空宇宙や
鉄道分野などで普及が進む。例えばロケット用燃料タンクに利用した場合、従来より溶接時間を7割減らし、
溶接強度は3割高められたという。
ソース: 日刊工業新聞
URLリンク(www.nikkan.co.jp)
ご参考: 摩擦攪拌接合
URLリンク(ja.wikipedia.org)