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携帯中継アンテナ、胎児に影響なし
2010.7.19 05:00
妊娠中に携帯電話の電波が飛び交う中継アンテナ周辺に住んでいた女性の子供が
がんを発症する率が高くなることはない。
これは英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究グループが明らかにしたもので、
6月23日発行の医学雑誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に掲載された。
研究グループは5歳未満のがん患者1397人を含む幼児約7000人のデータを分析。
その結果、母親が妊娠中に携帯電話の中継アンテナ周辺で電波にさらされていたことと、
子供のがんのリスクとの間には関連性がないと判明した。
今回の調査はこのテーマにおいて最大規模で、
明らかにされた結果は中継アンテナ周辺におけるがん多発報告の見直しを迫るものになる。
調査員の一人でオックスフォード大学小児がん研究グループ名誉研究員のジョン・ビッチェル氏は
「この新たな事実に照らし合わせると、ストレスと費用をかけて中継アンテナから離れた場所へ
引っ越すことは健康上意味がない。医師は患者に対して中継アンテナ周辺に住んでも問題が
ないと告げるべきだ」と述べている。
研究グループは英国の患者データベースからがん患者を特定し、子供の出生地を決定した。
それぞれのケースについて、ほぼ同時期、同地域で生まれた4人の子供を出生届から割り出し、
比較調査を行った。中継アンテナの位置と強さに関するデータは英主要電話会社4社から取得した。
(ブルームバーグ Kristen Hallam)
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BMJ
Mobile phone base stations and early childhood cancers: case-control study
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