10/07/20 23:15:01
顔にできる伝染性の腫瘍(しゅよう)により生息数が激減し、
絶滅危惧(きぐ)種に指定されているオーストラリア・タスマニア島固有の
動物タスマニアデビルを、同島から本土に移して隔離する「箱舟作戦」が始動する。
計画を進める同国絶滅種基金などが明らかにした。
移送先には、涼しく乾燥した気候が同島と似ているニューサウスウェールズ州
ハンターバレーの350ヘクタールの土地が選ばれた。
健康な個体を捕獲し、本土の野生動物園などで飼育する事業は行われてきたが、
フェンス付きの広大な自然環境に多くの個体を移し、繁殖させる試みは初めて。
コアラやカンガルーと同じ有袋類の仲間だが、肉食性でキツネほどの大きさ。
黒い毛や鳴き声などから「タスマニアの悪魔(デビル)」と呼ばれる。
1996年に初めて病気が報告されてから同島での生息数は約8割減少。
有効な治療法が見つかっておらず、このままでは10~20年後に絶滅するとされる。
計画によると、年内に同島や動物園から48匹の健康な個体を移送、
10年後には飼育数を約1000匹に増やすことを目指す。
将来、病気が根絶した場合や、野生の個体が絶滅した場合には飼育する個体を同島に戻す見通し。
タスマニアデビルはかつて本土にもいたが、現在は同島が最後の生息地。
たタスマニアデビルの赤ちゃん=同動物公園提供、共同
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▽記事引用元 : 毎日新聞 2010年7月20日 10時15分(最終更新 7月20日 14時38分)(シドニー共同)
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