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東京大学大学院工学系研究科の十倉好紀教授と小野瀬佳文講師らは、
強磁性の絶縁体中のスピン波の粒子であるマグノンの進む方向が、
磁場によって曲げられる「ホール効果」現象を起こすことを
世界で初めて確認した。
将来、絶縁体中でスピン流を生成したり検出できるようになれば、
電気伝導のエネルギー損失がゼロの省電力の電子回路が作れる。
科学技術振興機構(JST)のプロジェクトの一環で、
理化学研究所と共同で研究した。米科学誌サイエンス16日号に発表する。
マグノンは、磁性体中の電子が持つ磁気モーメントの
振動を起こす仮想的な粒子(準粒子)で、強磁性体中のマグノンは
振動によるエネルギーと、磁化と逆向きの磁気モーメントとを運ぶ。
今回、強磁性の絶縁体であるバナジウム酸化物を使って熱流を観察し、
磁場の方向に依存してマグノンの流れる方向が変わることを観察した。
日刊工業新聞
URLリンク(www.nikkan.co.jp)
JST>プレスリリース
世界で初めてマグノンのホール効果を観察
-省電力型の電子回路への道を開く-
URLリンク(www.jst.go.jp)
Science
Observation of the Magnon Hall Effect
URLリンク(www.sciencemag.org)