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フィリピン・ドンソール(CNN) フィリピン・ソルソゴン州のドンソールは、かつて静かな漁村だったが、
今やジンベエザメと泳ぐ体験を求めて世界中から観光客が集まってくる。
現地ガイドのアラン・アマンセさんが、漁船に乗り込んだ観光客を案内する。
海へ出るとアランさんが海上に目をこらす。「ほら、そこだ」と言われた方に目を向けると、
20メートルほど前方に、約3メートルの巨大な影。しかし取材陣が飛び込むと、ジンベエザメは
すぐに海中深く潜り、姿を消してしまった。
3メートルを「巨大」と言ったのは誤りで、ジンベエザメは成長すると体長20メートルにもなる。
この日は合計4頭のジンベエザメに遭遇。最後の1頭はボートの真下に現れた。海へ潜ると、
優しい目と、ほほ笑んでいるかのように上向いた口元が見える。この一瞬、自分とジンベエザメの
ほかには何も存在しない、特別な時を過ごしているような感覚を味わえる。
ジンベエザメはかつて、魚網に引っかかったり船をひっくり返したりする害があるサメとして
嫌われていたが、12年前、写真家でダイバーのデイブ・デュランさんが撮影した写真をきっかけに
変化が訪れた。写真が世界自然保護基金(WWF)の目に留まり、ドンソールのジンベエザメは一躍、
世界中の研究者の注目の的になった。
写真発表から3カ月でフィリピン政府はジンベエザメ漁を禁止し、町はエコツーリズムで一変した。
三輪タクシーの運転や建設作業、バーのギター弾きなどをして生計を立てていたというアランさんは、
ガイドになって稼ぎが6倍になり、2人の子供を進学させることができたと話す。
デイブさんは「われわれは(ドンソールの人たちに)エコツーリズムで成功できるという希望を与え、
彼らはそれを信じてくれた」と振り返った。
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ドンソールがジンベエザメ観光の町に
ソース:CNN.co.jp(2010年06月08日)
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