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サントリー、海外含めビール代替生産を検討
東日本大震災による工場停止などの影響でビールの生産量が低下し、一部ブランドの販売が休止され始めているなか、
サントリーホールディングスの佐治信忠社長は21日、主力ブランドの生産量確保に向け、海外を含む別のビール工場で
代替生産の検討に入ったことを明らかにした。
佐治社長は大阪市内で産経新聞などの質問に答えた。同社は大手ビール会社の中では唯一、東北地方に工場がなく、
直接被災した工場はなかったが、原材料やパッケージの調達が難しくなり「4月はビールが足らなかった」と打ち明けた。
夏場に向けては、東京電力の発電能力不足も影響。震災後、主力の高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」と「金麦」を中心に
生産している武蔵野ビール工場(東京都府中市)では今後、電力使用制限が予定されるため、対策が求められている。
佐治社長は「電気を止められるのはかなわん。京都ビール工場(京都府長岡京市)での代替生産はもちろん、(中国向け
ビールを生産している)中国の工場でも日本向けのビールをつくったり、(現在は工場を置いていない)韓国で生産したりする
ようなことも含めて、新しいことを考えなアカン」と話し、海外拠点での代替生産も示唆した。
一部ブランドの販売休止は、サントリーなどにも及んでいるが、キリンビールは「キリン クラシックラガー」や「淡麗ダブル」などの
販売休止に追い込まれた。被災した仙台工場(仙台市)が9月ごろまで操業停止を余儀なくされるのに加え、缶資材の供給が不足
しているためだ。東電管内の電力不足の影響が大きくなれば、他社のブランドの販売休止が広がる事態もありそうだ。
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