10/11/08 09:19:56 Mg9jKPIv
初代ウルトラマン、セブンの時に怪獣人形がなぜ売れたかといえば、それは子供が怪獣に感情移入できるようにちゃんと作られていたからですよ。
時に怪獣側の事情を描き、時にウルトラマン(科学特捜隊)の残虐性を描くことによって観客に「何故、僕達は異者(怪獣、宇宙人)と仲良く出来ないのか?(怪獣は悪くないのに…)」という思いを喚起させます。
その思いが怪獣人形を購入する動機になっていたんだと思います。
元の造形がすばらしかったこともあるかと思いますが…。
「俺だったら絶対っ!怪獣とか宇宙人と仲良くなれるのに!」と、当時バカな洟垂れ小僧は思っていたわけです。
実際、当時(と言っても再放送でしたが)私の周りにはウルトラマンの人形なんかを持っている奴はほとんどいませんでした、怪獣ばっかりです。
ところが、エースの頃からですか(間違っていたらすみません)、マンやセブンにあったテイストが無くなって単純な勧善懲悪物の悪役としか怪獣が描かれなくなってきたんですよ。
当然、怪獣に魅力を感じることなどあろうはずがありません。
悪役が売れなくなるのも当然です。
それを観客が望んだかと言えばそんなことは無かったと思います。
正直、マンやセブンを見てきた目からするとエースはつまらなかったです。
当時の私にはそれが「子供の見るもの」だから学年が上がったせいでつまらなくなったのだと思っていました。
でも、そんなこと無いですよね、面白いものは面白いし、つまらんものはやはりつまらんです。