10/11/28 07:01:34 Q+YSSETq
>>660
風見へ
この手紙をもって、僕のライダーマンとしての最後の仕事とする。
まず、僕のカセットアームとライダーマンスーツを解明するために、本郷猛氏に死体解剖をお願いしたい。
以下に、悪の組織の根絶についての愚見を述べる。
悪の根絶を考える際、第一目標はあくまでデストロンのアジトであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実にはショッカーやゲルショッカーの場合もそうであったように、アジトを発見した時点で首領の逃亡や自爆で破棄した状態がしばしば見受けられる。
その場合には、日本以外の他国を含む全世界の調査が必要となるが、残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの組織との戦闘の飛躍は、1号2号V3以外の改造人間の育成にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない仮面ライダーであると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 君には後続改造人間の育成に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、デストロンによる死が、この世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の屍を解剖の後、改造人間の能力を飛躍的に高めるマーキュリー回路の開発材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自らデストロン科学班の第一線にあった者がプルトン爆弾を早期発見できず、デストロンの科学で死すことを、心より恥じる。
結城丈二