11/02/19 11:16:17 Twt4Q3480
>>670
長吏は穢多・皮多とほぼ同義というのが、現在の定説だと思うが。
(すぐに断片的な記述で知識の足りなさを煙に巻こうとする人がいるので、
一応ソースも下に書いておくw)
穢多という賤称が公式にも一般にも定着した江戸後期になっても、
弾左衞門家では公以外の場では「穢多頭」ではなく「長吏頭」と名乗っているくらいだ。
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「長吏 穢多・皮多身分のことである。近世末には田畑に従事する者が増加するが、
基本は皮革専門集団で、原材料を得るために斃牛馬の処理を引き受け、
またその独占権を持つ。武士に使われ、刑吏などを手伝う。
江戸では灯心作りが、たぶん藺草との関連ではじまる。」
~「資料 浅草弾左衞門」/塩見鮮一郎(批評社刊)より~