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真面目な話をひとつ
県内の同和関係者からの依頼で、山梨県の被差別部落の歴史調査をおこなってきた、関西大学教授のレポートから。
国中地方の被差別部落出身者・居住者で、檀那寺を知らない、あるいは持たないという年配の方が多いという事実がある。
その方たちは葬儀の時だけ頼んで来てもらう寺があるが、その寺のいわゆる檀家ではない。もちろん山梨にも部落寺院制度は存在していたし、その各寺の本寺は現存する。
近世部落の特徴だが、部落と宗教とは密接な関係があり、甲州では穢多・猿引身分は浄土宗、非人身分は禅宗という宗門上の関係があったが、こうした宗教上の関係が明治の廃寺政策により、山梨県では年配者の宗教生活が無宗教状態になってしまっている。