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フィリピン・マニラ近郊にあるマカティ市で27日、第一東京弁護士会所属の弁護士、
猪狩俊郎さん(61)の遺体が見つかった事件。地元警察は手首の傷などから自殺とみているが、
猪狩さんが亡くなる直前、知人に「防弾チョッキを買わなければ…」などと語っていたことが分かった。
猪狩さんは暴力団排除運動に力を入れており、関係者は「自殺する理由は見当たらない」と話している。
現地警察の調べによると、猪狩さんは高級住宅街にある一軒家のベッドの上で倒れていた。
カッターで左手首を切り、周囲に薬の錠剤が散らばっていたという。
猪狩さんは今月11日にフィリピンを訪れ、22日に帰国する予定だった。連絡が取れないため、
猪狩さんの日本の友人が心配して在マニラ日本大使館などに連絡し、遺体が見つかった。
現地警察は「自殺」として処理したが、関係者は疑問を呈す。
「猪狩さんは知人に『防弾チョッキを買わなければならない』と話し、脅迫を受けている様子だった。
フィリピンでは日本の暴力団と付き合いの深いマフィアが横行している。
現地の警察も、カネ次第でどうにでもなるのではないか。少なくとも自殺するような人には見えなかった」
猪狩さんは福島県出身で、検事として横浜地検などに勤務した後、1990年に弁護士登録した。
東京都の「万引防止協議会」議長を経験し、携帯電話の不正利用問題に取り組むなど、
社会派弁護士として知られている。
特に力を入れていたのが暴力団排除運動で、日弁連の民事介入暴力対策委員会委員などを歴任した。
また、プロ野球の暴力団排除で警察と連携し、外野席の転売ビジネスやダフ屋行為を利権化する暴力団を排除した経験がある。
角界の野球賭博問題についても、7月中旬、産経新聞の取材に「暴力団との関係はプロ野球よりも
角界の方がはるかに深い」と辛辣なコメントを寄せていた。
9月中旬には猪狩さんの著書『激突!』が光文社から出版される。担当編集者は「旅立つ前の7月中に
書き上げていたが、フィリピンに滞在中も連絡を取っていた」と話す。
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