11/09/21 01:10:16.96 pBk9f5bi
午後、ビジネスショーに行くのでそのついでに彼女とランチデートすることにした。
で、驚かせてやろうと思い、新宿京王百貨店にてピアスを購入。
田崎真珠がいいと思って見に行くと、まあ、びっくりするというか当たり前というか、高い。 最低10万はする、という感覚。 でも、その中にあって一桁安いヤツを発見し、きれいにリボンをかけてもらって。
いつもの三越百貨店地下レストランにて。
席に着き、日帰りランチなるサービスプレートを二人とも注文する。
今日は食後のコーヒーも一緒に。
「オレの気持ちだから」と、料理が来る前にピアスを渡す。
実はランチデートをする約束をしたときに、「あなたの気持ちを聞かせて」と言われていたのだ。
「気持ち、分かった?」
「分かりません、ちゃんと聞かせて」
彼女の目をじっと見つめて、それから気持ちを言葉で伝えた。 彼女は黙って聞いていた。
ウン、も、ウウン、もなかった。
彼女は彼氏がいると、前に言っていた。
でも、途中でうまくいかなくなって、もう会っていないと思っていた。 3月頃に会ったそうだ、なんだ続いているじゃん。
自堕落的で行き当たりバッタリの人生を流しているオレだって、守っていきたいポリシーがある。
「彼氏のいるオンナにはちょっかい出さない」旦那がいる人はいいけど、彼氏はダメ。「彼氏に好きって言われたんだろ」
コックリと頷く彼女。「彼氏に好きって伝えたんだろ」 うつむいてちょっとだけあごを引く彼女。
「じゃ、相思相愛じゃねぇーか、オレと会っている場合じゃないって」
東京駅発ビックサイト行きの直行バスに揺られながら、メールを打つ。
「今まで色々とありがとう。彼氏と仲良くね」
ケッ、目が汗かいているぜ、雨降ってて蒸すからナ。
送信ボタンをそうっと押して、もう会えないんだなぁと、軽く瞼を閉じた。
ww ヤバイ、名作揃いでサルページが辞められない!