04/02/23 02:35
>319賛江 やりたがるんですな。西洋音楽を取り入れる=新しい浪曲=
=受ける・評価される と信じてしまうんですな。信じたいのですな。
悲しいことです。殆ど、いや全て成功していません。
私の好きな京山幸枝若でもポツポツと不景気なギターが入ったり、記憶が
間違っていたらゴメンナサイ...河内十人斬の3枚組レコードで「ヴァイオ
リン入り」てえのもあったような気がする。ほんと、ギターの入った浪曲
はもの悲しくていけません。私は大嫌いです。浪曲を聴いていてギターの
調べが始まると、直ちに切っちゃう。木に竹つないだようで、西洋音楽に
頭下げて少しでも地位を上げてもらってるようで....嫌で嫌でたまりません。
春日井梅鶯や広沢瓢右衛門を弾いていた東家みさ子の三味線を聴いてくだ
さい。日吉川秋斎のバックで(日吉川真鋳という名前を見たことがあり
ますが、詳しいことは知りません)自在に動き回る三味線の面白さに耳と
傾けてください。日吉川秋斎は、確か「水戸黄門漫遊記 湊川の巻」が
ダイソーから百円で出ています。
なお、京山幸枝若は2丁三味線といって曲師2名のことも多い。
これはこれで、なかなか結構なものです。
オーケストラは聴いたことないなあ。きっと恥ずかしいものだろなあ。
ところで、ギターの悪口ばかり書きましたが、音頭は別ね。
河内音頭にギター(京山幸枝若なら近江吾朗)がなかったら、話になり
ません。これも大好きだった宮川左近ショーに松島一夫が居なかったら
面白くなかったでしょう。何故浪曲にギターが駄目で、音頭やショーだと
良いのか。何故だろねえ。音頭だと更なる変化も可能です。桜川唯丸の
江州音頭「ウランバン」というCD(まだ何処かで売ってるかなあ)を
御一聴ください。世界広がりますよ!