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読売 > 社会
車両のナット締める力、共通基準なし…JR北 2011年6月28日23時47分
北海道占冠村のJR石勝線・第1ニニウトンネルで特急「スーパーおおぞら14号」(6両編成)が
脱線炎上した事故で、最初に脱落したとみられる吊(つ)りピンを留めるナットの締め付け力に
ついて、JR北海道の車両工場には共通の基準がなかったことが27日、国土交通省へ
の取材で分かった。
吊りピンの脱落した4両目は、2010年12月に基幹工場である苗穂工場(札幌市東区)で
「重要部検査」を受けていた。同工場では棒状のレンチで締める力を「1メートルのレンチの先に
かかる力が49~67キロ」と定めていたが、実際の作業では、力いっぱい締めるなど基準を
守っていなかった。このため、国土交通省の事業改善命令・指示で、「規定通りナットを締めて
いない」と指摘された。
一方、4両目を今年3月と5月に打音や目視で検査した釧路運輸車両所では、ナットの締め付け
基準自体がなく、適切な力で締めていなかった可能性があった。
札幌運転所(札幌市手稲区)も基準はなかったが、ナットを締めるレンチの力を、現場の社員が
適正に設定して使っていたという。
国交省によると、同社では過去3年間に、脱線炎上事故を起こした特急と同型車両で吊りピンの
ナットを計269件、締め直していたが、同社はこのデータを活用していなかった。
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