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放射性物質による土壌汚染地図を筑波大学が作成しました。茨城県や千葉県の一部の土壌から、
病院のCT検査室などの放射線管理区域並みの比較的高い放射性物質が検出されていたことがわかりました。
福島第一原発からおよそ200キロ離れた茨城県取手市。このあたりで採取された土壌から、
通常の400倍にあたる放射性物質が検出されました。
筑波大学が作った放射能の土壌汚染地図。福島第一原発付近は、値が高いことを示す
赤や黄色になっています。そして原発から離れていくと緑から青へと値が徐々に低くなるのですが、
茨城県南部や千葉県北西部に差し掛かると再び緑に・・・。この数値は1平方メートルあたり、
およそ4万ベクレル。通常の400倍です。
「4万ベクレルという数値は、『放射線管理区域』(原子炉建屋など)の基準になる値。
それ(4万ベクレル)よりも高くなってくると、どんどん危険になるので気をつけなさいと」
(筑波大学アイソトープ総合センター・末木啓介准教授)
筑波大の末木准教授らは、3月下旬からおよそ1か月間、およそ110か所で土壌を採取。
放射能がある程度拡散した震災から18日後の3月29日時点の放射能の数値を出し、汚染状況を示しました。
筑波大の調査によりますと、土壌汚染が比較的高い地域は、茨城県取手市や千葉県流山市など。
「(放射性物質が)大量にばらまかれた時期があって、その時に、ちょうど雨が降って (放射性物質が)
大量に落ちてしまったのではないか」(筑波大学アイソトープ総合センター・末木啓介准教授)
この放射線量、健康に影響がないレベルだといいます。しかし、取手市民は不安の声をあげます。
「孫が今日来るが心配」(茨城・取手市民)
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