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朝日 > 北海道
タマネギ列車 廃止へ JR貨物 2011年01月20日
(※見出しとJR貨物側の現状説明の箇所のみ。車両の画像あり)
■北見 → 北旭川 8月~4月に農産物輸送
■老朽化・採算理由に
北見産のタマネギなどオホーツク地方の農産物を長年、札幌や本州に運んでいる臨時貨物列車が、
2012年度に廃止される見通しになった。列車を運行するJR貨物が機関車の老朽化や採算性を理由に
方針を表明した。JR側は輸送をすべてトラック業者に委託することで支障はないとするが、地元農協や
自治体などは輸送力や定時性などの点で不安を訴え、四半世紀以上続いてきた「タマネギ列車」の
存続を求めている。
JR側が廃止する理由に挙げるのは、コンテナを積んだ貨車を牽引(けんいん)するディーゼル機関車
(DD51型式)が製造後40年ほど経過し、老朽化が顕著なことがある。「エンジンの更新工事などは
こまめにしてきたが、それも限界」(同社道支社)という。
もう一つは、採算が取れないことがある。
北見―北旭川間のJR石北線は、石北峠や常紋峠などの難所付近を通るために急な勾配が多い。
貨物列車は通常20両もしくは26両編成で運行するが、タマネギ列車は10~11両にせざるを得ず、
貨車を前後2台の機関車で牽引する「全国でも、まれな」(JR)運行を余儀なくされている。
貨物の輸送量が北見発に偏る「片荷輸送」になっている。きたみらい農協管内(北見市、訓子府、
置戸両町)のタマネギの生産量は、道内の3割にあたる22万トン。このうち09年度は北見からタマネギ
16・6万トン、ばれいしょ3・5万トンをはじめ、計28万トンを輸送した。一方、北旭川からは廃乾電池や
コンテナ輸送など約4万トンしかなかった。
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