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◎ 運賃予測について
新函館札幌間の運賃は、
1. 新函館札幌間のみのお客さんだと、指定席で運賃コミで総額6000円程度
2. 東京札幌間のお客さんだと、東京札幌間の指定席+運賃総額が22000円程度なので、同区間に落ちる金額は1/5の4000円程度
これが、子供割引1/2や、往復割引団体割引などの他に「トクだ値」のような割引もあり
(「トクだ値」だと、東京-仙台間が当日の01:40までの予約で最大25%割引&東京八戸間でも最大二割引)
くわえてLCC本格参入(ANAが東京大阪便に参入/運賃は新幹線の半額、ほぼ決定)のため、
東京札幌間も価格破壊が進む事が濃厚
なので新函館札幌間の運賃収入は、新函館札幌間については実質4000円程度、東京札幌間の区間割当分については実質3000円程度まで落ち込む予測が確実
◎ 新函館札幌間の建設償還について
同区間のB/Cは260km/h制限で1未満(報道より)
また、実質運賃予測からは、東京札幌便からのシェア移転が1割で100万人程度、東北北海道便からの移転が仙台で5-7割程度にとどまり80万人程度、道内が120万人程度
そのため、予測収入総額は100万人x3000円+80万人x3500円+120万人x4000円=だいたい100億円/年
幅を持って予測しても、せいぜい200億円/年が、新函館札幌間の収入総額
一方、同区間建設費は1.08兆円+320km/hへの速度強化工事分500億円+騒音工事分+その後の経費増加2000億円他=1.5兆円程度
収入のうち償還にまわせる金額は1/3なので、最大200億円/年の収入総額のうちの70億円/年程度が、償還にまわせる金額のマックス
1.5兆円/70億円=214年
償還に200年以上もかかるので、「償還不可能」というのが、この事業の正当な評価